2004年07月17日
トムラウシ山行記【1】  岩佐浩克、征子
このたびは学外の友人に誘われ6人のパーティーで、 トムラウシを目指す2泊3日の縦走にチャレンジする機 会を得ました。銀仙台から上がり、トムラウシ短縮口 に降りるコースでした。
事前に今野平支郎さんから「縦走」のレクチャーを受 け、秀岳会からはテントとコンロ、杖をお借りしまし た。

【1日目】
札幌を5時に発ち、銀仙台 9時発。天気はうす曇、気 温27度の中、ゆっくりと第一花園、第二花園を過ぎ、 途中コマクサ平までの観光客と別れて、無事赤岳の 頂上に立つことが出来ました。
この日は連休が続くこともあって、頂上は多くの登山 者で賑わっていました。ここから小泉岳を経て白雲避 難小屋のテン場まで降り、テントと食事の準備に入る 頃、予想されていた雨がついに待ちきれなくなって降 りだし、急きょ3人分の寝ぐらを白雲避難小屋に確保 しての夕食となりました。
(テント組みの一人はその夜、落雷の音と雨音に眠ら れぬ時間を過ごしたとのことでした)

【2日目】
軽い食事の後、濡れたテントを背負っての早立ちで、 次の宿泊地のヒサゴ沼に向かいました。
天気は霧雨模様からうす曇に変わり、さらに適度な風 に助けられて進み、途中、高根ヶ原の自然の美しさに 感動しながら、なだらかな平ヶ岳を過ぎ忠別岳に向か いました。途中の溶岩台地にはコマクサの群落がどこ までも続き、目を楽しませてくれました。
忠別岳から五色岳分岐まではハイマツのトンネルを 何度も何度もくぐり、ようやく五色岳分岐に到着。五色 岳分岐から化雲岳分岐にかけては、さらに、ハイマツ のトンネルを緩く下り、周りが開けてきたところで、木 道、お花畑となり沼が見えてきました。(この辺を神遊 びの庭と呼ぶ)
16時30分にヒサゴ沼に到着したが、既に避難小屋も テン場も満杯で途方にくれましたが、テン場の管理人 さんと交渉して避難小屋の横の絶好地に張らしてもら う事が出来た事は幸運でありました。夜には雲もすっ かりなくなり満天の星が輝き、2時にはご来光を仰ぐグ ループが出発しようとにぎやかでした。

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